鴨川市I様邸(古民家改修工事)

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いにしえの時を超え、現在(いま)に蘇る先人の知恵と工夫。
『大きな梁や太い柱、土台』など、代々継がれてきた良い素材を生かしたい。
古さを残しつつ、お客様をお迎えしたときに魅せる空間にしたい。
先人たちの知恵と工夫が詰まった古民家が安房鴨川の里山に蘇りました。

古民家という建物でのリフォームでしたので、
古い部分と新しくする部分に違和感が残らないよう苦労しました。
例えば、壁(塗壁)の色。
同じ色を出す為に、新しい部分の壁は塗壁模様のクロス仕上げにし、
既存の壁に合わせた色を調合してクロスの上から塗装を施しました。
床材や照明にも気を遣い、
古民家らしい品の良い造りを心掛けました。

玄関を開けた時に感じた『暗く狭い雰囲気』は無くなり、
開放的で広い空間が出来上がり。
お客様をお迎えする為の【ウエルカムスペース】として生まれ変わりました。
正面にはスケルトン(ストリップ)階段が広さを演出し、
視線を上に移すと飴色に光る茅葺きが淡い間接照明に照らされ、雰囲気をかもしだしてくれます。
小屋裏に上がると、壁を撤去した事により茅葺きに手が届き、
その繊細な日本古来の工法を感じ取る事ができます。

先人たちの知恵と工夫が詰まった古民家が安房鴨川の里山に蘇りました。

営業担当:黒澤